幕臣たちの明治維新 / 安藤優一郎. -- 講談社, 2008.3. -- (講談社現代新書)
明治維新以降の幕臣の変転の姿を、元幕臣だった山本政恒の残した記録を元に紹介しつつ、合わせて、集団としての動向についても紹介。
幕末下級武士の記録 / 山本政恒[他]. -- 時事通信社, 1985.11
はこうしてみると、重要な資料なんだなあ。
実は読む前は『「敗者」の精神史』的な展開を期待していたのだけれど、そこまでは行かなかった印象。個人の運命、という点でも、集団としての様々な動き、という意味でも、詳細に踏み込むところまで行かないので、やや物足りない感じもあり(まあ、最近の新書だし。だからすぐ読めたのだけれど)。
ただ、現在まで何度か訪れている江戸ブームと、旧幕臣人脈との関係を指摘している点は、なるほど、という感じ。特に江戸顕彰を目的とした、旧幕臣を中心とした各種団体の紹介は勉強になった。
それにしても、改めて検索してみると、この著者の執筆ペースは尋常ではないような気が。